こんにちは、
ボイストレーナーのCHIHOです🐱
今日はレッスンでも必ずトレーニングしている
声の密度変化
について書きたいと思います🎵
皆さんそれぞれ出しやすい密度で自然と喋ったり歌ったりしていると思います。
例えば、私は特になにも意識せずパッと出した声の密度は少し薄めです。
MAX密度が薄い声100%がほぼ息な声、
密度の薄さ0%でMAX濃い声100%が息感が全くない声と思ってください。
パーセンテージで測れるとしたら薄さ30%ぐらいですかね。
生の声を聞いてもらえたらどれぐらいが30%なのかすぐわかってもらえると思うのです、
文章では難しいですね💦
普段の喋り声が薄めか濃いめかというのは人それぞれです。
ということは、歌声も普段から使いやすい密度で歌うことが多いということです。
はじめは得意とする密度がどちらかに偏っている人が多いです。
声の密度を薄く濃く変化させることによって、表現力が一段とアップします✨
声の密度変化は声帯の開閉度でコントロールします😆
声帯が閉じて左右の2枚が触れ合うことで振動して音が出る、
という声が出るしくみは覚えていますか?
その声帯を閉じる力が弱く、声帯の振動に隙間が開いてそこから息が漏れていくのが、
密度の薄い声ということで、
声帯を閉じる力がしっかりかかって声帯の振動に隙間がなく息が漏れないのが、
密度の濃い声ということです💡
声帯の開閉トレーニングで、密度をコントロールして表現力を更に磨いていきましょう⤴
まず濃い密度の練習は、エッジボイス(ヴォーカルフライ)から少しずつ
声になるまで息を送り込んでます。
息が一気に出てしまったり、声帯を閉じている力がゆるんでしまい、
息感のある声が出てきてしまったらやり直してください。
エッジボイスからの練習は、負担のない発声をするための「息を少なくする」
という練習としてもすごく優秀です。
次に薄い密度の練習は、少し声のあるため息をついてみてください。
ため息は息を漏らすためについてるわけでなく、「ため息ついたら無意識に自然と息が漏れる」ので、
自然と声帯を閉じている力がゆるみ、声帯に隙間が出来、息が漏れていきます。
息を漏らそうと意識し過ぎると、声帯を閉じる力がゆるみにくくなりやすいです。
ため息は音としては下降していくので、そのため息で自然と息が漏れる感じをつかめたら、
音を下降ささずに、同じ音で伸ばせるように練習してみてください。
このときに、息漏れのある声でも息の量はあまり多くならないようにしてください。
息の量を多くしてかすれさそうとすると、声が続くなかったり音程がぶれたりしてしまうので、
声帯を閉じる力をゆるますということが大事と覚えていただけたらと思います✨
密度の薄い声と濃い声をどちらも中途半端にならず、MAXの密度で練習してください。
そして、密度の濃い(薄い)声から薄い(濃い)声へ一方通行に変化させる練習と、
それがうまいことできたなら、次は交互に密度を変化させてみてください。
まずはゆっくりからはじめて、どんどんスピードアップできるように練習してみてください。
そのときに密度が中途半端になりやすいので、どちらもMAXの密度でできるよう、
よく自分の声を聞いて練習してくださいね🎵
そうすると、フレーズの一文字だけでも密度を変えたりできちゃいます🌟
どのトレーニングでもいえることですが、
自分の声を集中して聞き、どういう声が出ているか確認しながら
練習することがとても大事です✨
そして声色の変化と喉の感覚を体感に覚えさすことで、
自分のしたい密度の変化を自由自在にコントロールできるように、
トレーナーと共に頑張りましょう~👍
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