こんにちは、
ボイストレーナーCHIHOです🐱
前回は、英語の発音のように、
子音の音をしっかり鳴らすことで、
『強い』表現を豊かにさせる!!
ということについて書かせていただきました☺
今日は『地声・裏声の考え方』いうことについて少し書きたいと思います♪
日本人は、
「高音を出すときに地声がきつくなってきたら裏声にする」
と考えがちです。
実際に私も、昔はそうでした😂
特に若いときは高音が出やすかったし、
裏声になるとひ弱な声になるのが嫌で、
裏声を使わないように地声で頑張っていました。
今思えば、確かに若ければ若いほど声帯だって若いので、
無茶な発声でも高音は出ていました。
でもそれって力ずくなわけで、ちゃんと正しい発声をしていたわけではなかったです。
歌だけでなくどんなスポーツでも、
若いときは無茶してもうまくできたことが、正しいフォームにしないと
いずれ故障してしまって、取り返しのつかないことになったりします。
喉は繊細なので、一度声帯ポリープや声帯結節になると、
また元通りのように発声できるようになるには時間がかかります。
少し話しがそれてしまいましたが、
そうならないためにも、正しい発声を習得することが大事です✨
そこで、海外の発声への考え方を参考にしてほしいのです。
海外では、密度の濃い声(息が漏れていない声)を地声、
密度の薄い声(息が漏れている声)を裏声(ファルセット)と考えます。
なので、日本人が思う裏声の音域でも、密度の濃い声を地声と考えます。
それが、ミックスボイスです☆
ミックスボイスという発声を日本でもトレーニングしだしたのは、
日本の長いボイストレーニングの歴史の中でもここ15年ぐらいでないでしょうか?!
15年といっても、日本にミックスボイスという言葉が浸透し、
Youtubeなどの動画でトレーニング方法がアップされだしたのは、
ここ数年な気がします。
「地声を出すのに力んで無理な音域になったから裏声にする」という考えをやめて、
いつもなら裏声になるような音域でも、
「裏声を出す体感で地声のような声色を出す」という風に考えて、
ミックスボイスを習得するためのトレーニングをしていきましょう。
ミックスボイスでの高音は地声で頑張ってます!という高音とは違い、
力みのない分スタミナもありますし、ピッチもずれ知らずになりますし、
いいことづくしの無敵になれます☺
どんな素晴らしいアーティストでも、私たちと同じ人間です。
正しい発声練習で努力をすれば、いつかきっと習得できるはずです♪
人間無限!!!
私がレッスンでよく使う言葉です(笑)
外国人の発声からマネすべきコツたちや考えを
3回に分けて書かせてもらいましたが、
日本人の声の良さをより引き出せるためにも、
盗めるところは盗んで、
更にいい歌を唄っていきましょ~🎶
よろしくお願いします💛
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